IAMAS OSではIAMASの「アートを/で考えるプロジェクト」の学生メンバーを中心に、作品の展示を行ないました。
アートフルタウン大垣2012
9月28日~11月4日
9月28,30日、10月6,7日
都築 透
10月13,14日 増田 真英
10月20,21日 藤堂 高行
10月27,28日 山田 聡
11月3,4日
廣瀬 周士、中上 淳二
会期中の6週間で、以下の6作品が展示されました。
《ラジオ・ソナー(大垣 729, 1332, 1431)》
都築 透
三基のラジオアンテナが回転を続けています。ディスプレイの映像はアンテナを頭上から俯瞰して見下ろしたイメージです。指向性の高いAMラジオアンテナは回転させて向きを変えるごとに受信状況が刻々と変化します。映像はアンテナが受信した電波信号の強度に比例して明瞭度を変化させます。それはまるでソナーが周囲
状況を探るかのように、多くの情報を得られているほど鮮明に周辺の空間を切り取ります。
この作品は場所とラジオをテーマにしています。ラジオは送信所からの距離などの地理的な要因や、建物の構造などから受信の感度に影響を受けます。作品は、展示「空間」内でのその受信感度の変動の様子を可視化するという試みをしました。そこには、耳で捉える事のできない、無意識下の空間性が見えてくるのではないかと考えました。それは都市のつくりや建物の構造、環境が媒介したメディアの空間性でもあります。
《後ろ姿の影》
増田真英
鑑賞者の足下から伸びる影に変化を与えた。足下から伸びる影の位置に鑑賞者自身の後ろ姿が映る。鏡像とも影ともいえない像を表した。鑑賞者に自分の影が変化する作品を体験してもらうことで、鑑賞者の自己のイメージを揺るがせたいと考えた。
《eyes on you》
藤堂 高行
大きな目玉が鑑賞者に視線を送るインタラクティブなインスタレーション。Kinectを用いて人体検知を行い、その方向へ向くように回転する目玉の映像を生成して、球面形状のスクリーンへ背面から投影しています。
物の本質を知るためには、その物を囲むものに焦点をあてることによって中心にあるものが見えてくるだろうという考えのもと、光と超指向性スピーカーを使用し、部屋中に設置された「メディア」に焦点をあて、物の本質を探る作品。
《濾波-filter-〈習作〉》
《喧騒の狭間〈習作〉》
《中子〈習作〉》
廣瀬 周士
自発的に物質または実空間を辿って事象を見つめようとしない限り感じ得ないリアリティがある。そこへ辿り着く為の感性を獲得することは自由を獲得することでもある。伝達する為に用意された情報を漫然と受け入れてしまいがちな社会において、現実を見つめる意味とは何か。
《The Answer Is》
中上 淳二
2年生の作品は、修士研究としてIAMAS2013でも展示されます。
プロジェクトの研究発表も合わせてご覧いただけますので、ぜひお越しください。
IAMAS 2013
Graduation and Project Research Exhibition
情報科学芸術大学院大学
第11期生修了研究発表会・プロジェクト研究発表会
日時;2013年2月21日〜24日(初日のみ13:00から)
場所:ソフトピアジャパン ソピアホール
https://www.facebook.com/iamas2013
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